青ひげの原因と治療法

青ひげ(青髭)とは、皮膚の下にあるヒゲがうっすらと薄く見える状態を指します。ひげ剃りをしっかり行った方でも、青い影のようにヒゲが見える状態です。

青ひげは、外見的に清潔感を損なう印象を与えますし、特に女性には好まれない状態です。会社や学校、プライベートなどで、他人の目を気にすることがあると思います。

今回は、青ひげの原因と治療法について取り上げます。青ひげが単なる剃り残しとは異なることや、毛抜きなどはかえって肌にダメージを与えること、根本的な解決策として医療脱毛が有効であることを説明します。

青ひげの原因

青ひげの原因は、皮膚の下にある体毛が透けて青黒く見えることです。青ひげは剃り残しや深剃りとは関係がありませんし、もちろん青ひげ自体は病気でもありません。

体毛は、皮膚の上から生えていて目に見える部分(毛幹)と、皮膚の下に存在して目に見えない部分(毛根)に分かれます(この境目が毛穴です)。一般的に毛根は、皮膚の下に潜り込んでいるため、肌の上から見えることはありません。

しかし、顔は身体の他の部分に比べると、皮膚が薄い部分が多いといえます。このため、皮膚の下に潜っている毛根も、透けて見えるというわけです。

その一方、ヒゲは他の体毛に比べて、毛穴が深く、1本1本の毛が太くて硬く、狭い範囲に数多くの毛が存在して密度が高い性質を持っています。このため、特にヒゲの毛根は、皮膚の上からでも透けて見えやすく、「青く」見える特徴を持っています。

青ひげ自体は、剃り残しや深剃りとは無関係です。これは逆に言えば、いくらしっかりと剃毛を行っても、青ひげが解消されることは無いということでもあります。

埋没毛ができやすい

青ひげがひどい方は、埋没毛(埋もれ毛)が見られる場合もあります。埋没毛とは、本来なら毛穴から皮膚の外に出てくるはずの体毛が、皮膚のなかで発生したまま成長する状態を指します。

埋没毛は、毛抜きやカミソリを使った剃毛のあとに生じやすい状態です。こうした剃毛時に皮膚を傷つけた場合、その傷口を塞ごうとして出来るカサブタが毛穴を塞いでしまうことがあります。

その後新しく出来た毛が、皮膚から外に出てこられず、皮膚のなかで発生したり成長する状態が埋没毛です。埋没毛は放置すれば自然に排除される場合が多いのですが、なかには色素沈着によってシミを引き起こしたり、毛のう炎になることもあります。

青ひげを自己処理する方法

青ひげを自己処理する方法は、さまざまな方法が考えられます。電気シェーバーやカミソリを使った方法は、青ひげの原因である毛根の除去には至りませんし、無理に深剃りしようとすると先述通り埋没毛を引き起こし、かえって状態を悪化させます。

毛抜きを使うと、ヒゲを毛根ごと引き抜くことができます。ただし、毛根の先端は毛細血管とつながっており、毛抜きによって毛細血管や毛穴を傷つけ、雑菌の侵入や埋没毛が発生するリスクを高めてしまいます。

除毛クリーム(除毛クリーム)は、アルカリ薬剤を使ってタンパク質で出来ている体毛を溶かす仕組みです。この効果は毛穴より上の毛の部分にとどまり、毛根まで作用することはありません。

脱毛ワックス、脱毛テープは、皮膚に貼ったものごとはがすという方法です。皮膚に貼ったものを毛ごとはがすという方法であり、肌への負担が高いというリスクがあります。

最近では、「抑毛剤」が登場しています。これは、文字通り毛の成長を抑えるローションやジェルなどを指しています。ただし即効性は無く、毛の成長を遅らせる効果にとどまります。

このほか、青ひげに対して、コンシーラーを使う方もおられます。コンシーラーはシミやそばかす、ニキビなどを隠す効用がある化粧品であり、見た目から青ひげを隠すことが出来る製品も登場しています。

こうした青ひげを自己処理する方法は、費用が低く済みますし、自宅で手軽に行うことができる方法です。ただし、毛乳頭や毛母細胞など、ヒゲ(体毛)を作る組織を破壊する効果は無く、どの方法も根本的な解決方法とはいえません。

医療脱毛は青ひげに最良の治療法

青ひげを解消し、その部分の毛が再び生えてこないようにする方法としては、医療脱毛が最も有効で効果的な方法です。医療脱毛は、理論上の永久脱毛を達成することができる方法であり、医療機関でしか行うことの出来ない医療行為です。

先ほどまで取り上げてきた、カミソリ、シェーバー、脱毛クリーム、抑毛剤、毛抜きなどの自己処理法では、青ひげをなくすことは出来ません。これらは、青ひげを目立たなくする方法にとどまり、新たな毛が生えてくることを防ぐことは出来ません。

体毛のもととなるのは毛母細胞です。毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで新たな毛が作られ、どんどん伸びていきます。この毛母細胞の分裂を促すのは、毛乳頭と呼ばれる部分です。

医療脱毛は、こうした体毛を作る組織ごと破壊することで、新たな毛が生み出されることが無い状態を実現します。ヒゲの場合においても、いまあるヒゲを確実に除去するだけでなく、ヒゲが新しく生えてこないようにすることができます。

医療脱毛の主流は、脱毛部位にレーザーを照射する医療レーザー脱毛です。体毛に含まれる黒いメラニン色素が、一定の波長を持つレーザーの熱を吸収し、その熱エネルギーが毛根まで波及して、体毛を生成する組織ごと破壊する仕組みです。

家庭用脱毛器や、医療機関以外のエステサロンにおける光脱毛(フラッシュ脱毛)も、原理としては光を照射することで体毛に熱を発生させる仕組みです。

ただし、医療レーザー脱毛は医療行為であり、医療機関でしか行うことが出来ません。家庭用脱毛器やエステサロンの脱毛は、医療行為に該当しないように、照射出力が下げられており、体毛を生成する組織の破壊まで至ること無く、毛根の活動を弱めるにとどまります。

こうしたことから、毛乳頭や毛母細胞を確実に破壊し、新たな体毛が作られないようにする脱毛効果を得るためには、医療脱毛が最も確実で有効な方法といえます。

青ひげの自己処理は、肌荒れ、埋没毛、毛のう炎といった肌トラブルのもととなります。医療脱毛は、今あるヒゲを除去するだけでなく、将来に渡って新しい毛が生えてくる可能性にダメージを与えるという意味でも、十分におすすめできます。

スポンサーリンク