医療脱毛を受ける前の注意点

医療脱毛の場合、事前の剃毛を推奨する医療機関(クリニック)と、そうでは無い医療機関に分かれます。また、生理中の脱毛はあまりすすめられませんし、特にVIOやお尻の脱毛は常識的に衛生上、受けるべきではありません。

このほか、日焼けは注意すべきですし、アレルギー・持病・アトピー体質などの状況は初診時に正しく申告しましょう。脱毛前の予防接種は控えるべきですし、妊娠中の脱毛は受けるべきではありません。

ここでは、こうした医療脱毛を受ける前に注意すべき点を取り上げていきます。

剃毛の有無と程度・方法

医療脱毛を始める前に、剃毛をしてくださいというクリニックと、剃毛をせずそのまま来てくださいというクリニックがあります。これは医療機関によって異なるため、事前に問い合わせて確認しましょう。

このうち、毛を剃ってきてくださいというクリニックは、電気シェーバーやカミソリなど、毛根を残す方法で剃毛してくるようにお願いするところが多いと思います。

脱毛前の剃毛をお願いする医療機関の場合、体毛をある程度揃えておくことで、実際の施術を効率よく進め、余計な時間をかからなくするためといえます。

なお、医療機関によっては、1回目は体毛の量や毛の質を確認するため、剃毛不要とするが、2回目以降は自分で剃毛してきてほしいとお願いするクリニックもあります。

また、剃り忘れ・剃り残しがあると、クリニックで剃毛を受けさせてもらうこともあります。ただし、患者ごとの施術時間が決まっているクリニックの場合、そこで剃毛を受けると、予定部位すべての照射が完了しないまま施術が終わるということもあるため、事前の剃毛が推奨されているクリニックでは、これに従っておきましょう。

もちろん、肌や毛穴を傷つけるような剃毛もNGです。医療機関のなかには、剃毛処理はしっかり行い、毛根は残しつつ、見た目は無毛のような状態でお願いしますというクリニックもあります。どの程度の剃毛が必要なのかも、問い合わせて確認しましょう。

一般には、脱毛前に剃毛を推奨する医療機関が多いと思います。体毛を伸ばしたまま照射を受けることは、発生した熱が毛根に届きにくく、脱毛効果が低下したり、伸びている体毛が熱を持ちすぎて肌に波及することからヤケドの原因にもなります。

その一方、あまり強くシェーバーやカミソリを押し付けたり、力を入れすぎて毛を剃ることは、皮膚へダメージを与えてしまいます。肌にダメージを残さない程度の剃毛に留意しましょう。

なお、すべての医療機関が脱毛前の剃毛を推奨しているわけではありません。クリニックのなかには、体毛の量や質を見ながら施術を行い、実際の効果と今後の見通しを立てる医療機関もあります。

医療脱毛のなかには、毛の状況を見るため剃らないで来てくださいというクリニックもあります。剃毛の有無や、剃毛する場合はどの程度まで剃ってくるべきか、剃毛はどの方法が良いのかについて、事前に確認しておきましょう。

毛抜きと日焼けはNG

医療脱毛で剃毛を推奨された場合であっても、毛根は残すことが前提となるため、毛抜きを使うことは論外です。医療脱毛の際は、毛抜きはNGという点については、医療レーザー脱毛に日焼けと毛抜きはNGで詳しく説明しています。

また、医療脱毛を受ける方は日焼けも避けるべきですが、これは医療レーザー脱毛と針脱毛で違いがあります。これについては、先ほども紹介した医療レーザー脱毛に日焼けと毛抜きはNGで説明しています。

女性は生理中/妊娠中の脱毛はNG

女性の方は、生理中や妊娠中に医療脱毛を受けることはやめましょう。こうした場合の施術は断るクリニックがほとんどだと思います。

このうち、生理中に脱毛を受けることが医学的に問題無いとしても、痛みや肌トラブルの可能性を考慮してお断りする医療機関のほうが、とても良心的だといえます。

生理中はホルモンバランスが不安定な状態ですから、体調も肌も非常にデリケートな状態で、外部からの刺激に敏感に反応しやすい時期です。皮膚は乾燥しやすく、肌荒れが起きやすくなっています。

こうした生理中の医療脱毛は、いつも以上に痛みを感じやすく、色素沈着によるシミも生じやすく、炎症やヤケドも発症しやすい状態といえます。

特に、VIOやお尻といった部位に関しては、生理中に医療脱毛を受けることは、常識的に衛生上良くないため、決して受けるべきではありません。

生理中は無理して医療脱毛の予約を入れる必要はありません。こうしたことも想定して、医療脱毛を選ぶ際は、施術コースの有効期間が長く、キャンセル料が不要といった、余裕を持って受けられるクリニックを選びましょう。

また、妊娠中の方も、上記同様ホルモンバランスが不安定な状態であるため、医療脱毛を受けるべきではありません。やはり妊娠中の施術は受け付けないクリニックが多いと思いますし、良心的なクリニックならお断りするといえます。

特に生理中や妊娠中では、通常とは異なり、痛み・炎症・ヤケドなどの肌トラブルが起きても、副作用を考慮して薬(軟膏、クリーム、内服薬など)を処方できないと思います。

医療レーザー脱毛の照射でも針脱毛でも、ホルモンバランスの状態が不安定な時期に、自分で避けられる外的刺激を無理に受ける必要はありません。生理中や妊娠中を避けて、通常の落ち着いた時期に、心身ともにゆとりを持った状態で受けましょう。

予防接種も医療脱毛にはNG

予防接種を受けた方は、免疫反応による発熱や腫れといった症状が見られます。この状態で医療脱毛を受ければ、その症状がさらに増幅し、激しい痛みや色素沈着・シミが残る可能性があります。

これとは逆に、医療脱毛を受けたあとも、肌が弱まってる状態ですから、予防接種を受けると皮膚がダメージを受け、大きな痛みや炎症の可能性が高まります。

こうしたことから、予防接種の前後2週間程度は、医療脱毛を受けることを避けるようおすすめします。

アレルギー、持病、アトピーなど

アレルギー、持病、アトピーなど、さまざまな体質や疾患を持っている方のなかには、医療脱毛が受けられない場合もあります。アトピーの方は炎症が強く出ていない方は受けられる場合もあります。

医療脱毛が受けられない疾患・体質で最も問題となるのは、光線過敏症や金属アレルギーの方です。こうした疾患・体質が無い方にくらべて痛みや炎症が出やすく、ヤケドや色素沈着・シミなど肌トラブルの可能性が高まります。

特に金属アレルギーの方は、針脱毛だけでなく、医療レーザー脱毛の場合も脱毛器の先端部分に反応してしまうこともあります。光線過敏症の方は、出力を下げても強い痛みや炎症、ヤケドなどの可能性があります。

アトピー性皮膚炎の方は、炎症がひどかったり色素沈着が強い部位を除けば、医療脱毛を受けることが出来る場合が少なくありません。ここはまず、アトピーの主治医に相談のうえ、医療脱毛のクリニックでも初診時に相談することをおすすめします。

その一方、ペースメーカーを装着している方、ケロイド体質の方、出血性疾患の方などは、医療脱毛が受けられません。このほかにも、医療脱毛の全部あるいは一部が受けられないケースは少なくありません。

医療脱毛を受けたい方は、さまざまな体質や疾患を抱えている方が少なくありません。自分が医療脱毛を受けても良いかどうかは、まずはその体質・疾患を診てもらっている主治医に相談してみましょう。

医療脱毛を行うクリニックのほうでも、初診時は無料のカウンセリングを行うところが少なくありません。先に相談したそれぞれの主治医の見解とともに、自分が抱えている疾患・体質を申告して、医療脱毛を受けられるかどうか相談してみましょう。

ほとんどのクリニックでは、無料のカウンセリングを受けるだけでも構いませんし、強引に勧誘したり、無理に契約を迫るということはありません。複数の医療機関のカウンセリングを受けることで比較できますし、医療脱毛の可否を確認することができます。