脱色クリームと医療脱毛への影響

今回は、体毛の脱色クリームの仕組みやメリット・デメリットを取り上げ、脱色剤を使った体毛でも医療脱毛の効果があるかどうかについて説明します。

脱色クリームの仕組み

脱色クリームは、髪を脱色するブリーチと同様の仕組みを取り入れたものが一般的です。脱色と言っても、仕上がり後の状態は、金髪のような金色に見えることがあります。

多くの脱色剤が採用している2剤式は、2つの製剤を混ぜて使用することで、体毛の脱色に効果を発揮するものです。

このうち1剤には、アルカリ剤を配合したものですが、染料を壊す脱染効果を持った過硫酸塩が配合したものもあります。1剤は、体毛に含まれる黒いメラニン色素を酸化脱色させます。

2剤には過酸化水素水、乳化剤が含まれています。過酸化水素水も酸化剤であり、アルカリ剤で活性化された過酸化水素がメラニン色素を酸化分解し、メラニンの量を減らすため、体毛の色は明るくなります。

脱色クリームのメリット

脱色クリームを使ったあとは、無色透明というよりは、黄色がかった金色の毛に見えることもあります。これは光の当たり方や見た目の角度にもよりますが、黒々とした毛よりは目立たなくなるといえます。

なんといっても脱色クリームの最大のメリットは、その手軽さです。現在ではさまざまな脱色剤が市販されており、男性用・女性用とも、非常に手軽な値段で入手することができます。また、自宅で自己処理ができる気軽さがあります。

脱色剤を使うことは、毛抜きやシェービングに比べれば、毛穴を傷つける心配が少なく、色素沈着の心配も低いといえます。このように、比較的費用や時間の負担が少なく、自己処理の脱毛に比べると簡単にできるのが脱色といえます。

脱色クリームのデメリット

脱色クリームは体毛を除去するわけではないので、毛自体は残ります。その意味では根本的な解決策とはいえませんし、先述通り、照明や日光の下では毛に光がキラキラと反射して不自然に見えたり、逆に目立つ可能性もあります。

脱色剤の効果は永続的なものではありません。脱色した状態が数ヶ月続くといっても、医療脱毛のような理論上の永久脱毛に比べれば、頻繁な自己処理が必要ですし、やはり根本的な解決策とはいえません。

また、毛自体が残っているため、チクチクとする感覚は残ります。ストッキングなどを履くと不自然に見えることもありますし、毛自体が残ることがデメリットといえます。

脱色クリームは酸化反応という化学反応を利用した方法です。脱色剤は肌への刺激が強い製剤ですから、肌ダメージのリスクが低いわけではありません。このため、敏感肌の方は、かぶれたり、痒みが生じたりすることもあります。

脱色剤が毛穴に入ると深刻なダメージの可能性もありますし、この方法は子供や妊婦の方は使えません。また、部位によっても脱色クリームが使えない部分があります。

このように、脱色剤は、体毛そのものが残ることや、肌・毛穴へのトラブルの可能性があること、使えない方や使えない部位があることがデメリットといえます。

脱色した毛は医療脱毛できるか?

脱色した毛に対しては、医療脱毛の効果は高いとはいえません。医療脱毛は、体毛に含まれる黒いメラニン色素が熱を溜め込む性質を応用したものであり、脱色によってメラニンの量が減らされると、それだけ医療脱毛の効果も下がってしまいます。

こうしたことから、医療脱毛を受けるにあたっては、脱色は行わないことをおすすめします。脱色した状態で医療脱毛を受けるよりも、脱色剤の使用をやめて色素が元に戻るまで待ってから受けたほうが脱毛効果はあるといえます。

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