医療脱毛は剛毛でも効果があるのか?

今回は、医療脱毛は剛毛でも効果があるのか?という点を取り上げます。

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剛毛とは?

まず、「剛毛」という言葉の受け止め方もひとそれぞれですので、ここで「デジタル大辞泉」ではどう説明されているかを紹介します。

かたい毛。こわい毛。また、環形動物や昆虫の太くて短いキチン質の毛状突起。

「こわい毛」というのは、「濃い毛」「濃ゆい毛」と受け取れる表現です。「剛毛」と聞いてどんな体毛をイメージするかは人によってさまざまですが、ここでは固くて濃い毛を指すものと想定します。

剛毛は医療脱毛に対して、とても頑固で脱毛効果が得にくいのではないかと誤解されている方も少なくありません。しかし実際には、むしろその真逆であり、黒々とした強くて太く、濃ゆい剛毛ほど、高い脱毛効果が得られるといえます。

特に医療レーザー脱毛では、白味がかった薄毛や産毛よりも、黒い色が目立ってしっかりとした感覚の剛毛ほど、十分な脱毛効果が得られやすいといえます。これは、医療レーザー脱毛の仕組みとおおいに関係しています。

医療レーザー脱毛と剛毛

剛毛は多くの場合、非常に黒々とした見た目を持っています。これは、剛毛のなかに黒いメラニン色素を豊富に含んでいるためです。この色素は、特定の波長のレーザーを浴びると、レーザーが持つ熱を吸収し、熱エネルギーを溜め込む性質を持っています。

その一方、医療レーザー脱毛は、この色素の性質を応用した脱毛法です。皮膚の上からレーザーを照射することで、黒い色素を含んだ体毛が熱を溜め込み、この熱エネルギーが毛根まで波及して、毛乳頭や毛母細胞など毛根に存在して体毛を作る組織を破壊していきます。

毛乳頭は毛母細胞の分裂を促し、毛母細胞は細胞分裂によって体毛となっていく細胞です。これら体毛を生成する組織ごと破壊することで、理論上の永久脱毛が可能なのが医療レーザー脱毛です。

これとは別に、毛乳頭や毛母細胞ではなく、皮膚の内部で毛根より浅いところにあるバルジ領域に熱エネルギーを蓄熱させることで、新たな細胞を供給する発毛因子を破壊するタイプの脱毛機も登場しています。

(こうした医療レーザー脱毛のさまざまなレーザーや脱毛機の違いについては、医療脱毛のレーザーと脱毛機の種類で詳しくまとめています)

医療レーザー脱毛では毛根であれバルジであれ、熱エネルギーが波及する組織に違いがあっても、皮膚の上からレーザーを照射して体毛の色素に熱を持たせる仕組みは同じです。

このため、黒いメラニン色素を豊富に含んでいる体毛ほど、レーザーが持つ熱を十分に吸収し、体毛を作る組織への高い脱毛効果を得ることができるといえます。

なお、これは剛毛に限ったことではありませんが、熱を吸収して高い脱毛効果を得やすい部分ほど、それだけ皮膚が熱を持ちやすく、施術中の痛みも強いともいえます。

医療レーザー脱毛は、剛毛に特に強い効果が期待できる脱毛法です。その一方、痛みも大きくなりやすい部位ですから、痛みに敏感な方は麻酔の併用など痛み対策を十分に考慮することをおすすめします。