女性のIラインの脱毛

今回は、女性のIラインの脱毛を取り上げます。主に医療レーザー脱毛を想定した医療脱毛を説明していきます。

Iラインとは、女性器周辺の脱毛部位を指します。具体的には、大陰唇とその周辺といえます。性器から股間の後ろにかけては、肛門周辺までというクリニックが多いと思います。

肛門や肛門周辺はOラインと呼ばれ、男女とも性器周辺(女性の場合はIライン)とは区別されることが一般的です。ただ、脱毛を受けたい方は、Iラインを単独で申し込まず、OラインやVライン(ビキニライン)と同時に申し込む場合が多く見られます。

医療脱毛のクリニックでも、V・I・Oラインそれぞれの単独コースだけでなく、一括して接術が申し込めるコースを提供する医療機関が一般的です。クリニックによっては、こうした一括コースをハイジニーナ脱毛と呼ぶ場合もあります。

なお、性器に限らず、医療脱毛は粘膜となっている部分は行われないことが一般的です。また、体毛が生えているとは考えにくい小陰唇そのものや膣および膣周辺に直接照射することはありません。

実際に施術する範囲は、医療機関(クリニック)によって異なります。「女性器」の範囲も、医療機関によって異なることもあります。また、粘膜ギリギリの部分まで施術するところもあれば、そこまでは行わないクリニックもあるため、事前に確認しましょう。

女性器の脱毛は、やはり緊張や恥ずかしさを感じる方も少なくありません。施術にあたる看護師は女性であることが当然ですが、このほかにも、クリニックとしては、恥ずかしくならないよう気を配って施術を行います。

Iラインの脱毛の場合、多くの部分は細い形状となっています。これに対応して、多くのクリニックでは、照射口が細くて長いヘッドを使用します。これにより、テンポよくスライドするように施術を行います。

ちなみに、妊娠中に医療脱毛を受けることは、母体や胎児への影響を考えると絶対に避けるべきです。生理中の場合も、衛生上好ましくありませんし、避けるべきだというのが常識的な判断だといえます。

Iラインの脱毛と施術中の痛み

女性器(Iライン)の脱毛にかかる平均的な施術時間は、20~30分というのが一般的だと思います。施術中の痛みは、医療脱毛のなかでも最も強く痛みを感じる部分と考えて良いといえます。

女性器は男性器に比べて色素沈着が少なく、性器周辺は日焼けの確率も低いため、医療レーザー脱毛によるヤケドのリスクは高くありません。医療レーザー脱毛は、体毛に含まれる黒いメラニン色素がレーザーの熱を吸収する性質を利用したものです。

ここで、もし皮膚に色素沈着(黒ずみ)、ほくろ、しみ・あざなどがあれば、レーザーの熱を体毛だけでなく、その部分の皮膚も溜め込んでしまいます。このため皮膚が黒みがかった部分は、ヤケドのリスクが高いというわけです。

こうしたことから、医療脱毛を受ける方は、日焼けなども極力避けるべきです。ただし、女性器やその周辺は、強い日差しを受ける機会がそう多くなく、色素沈着も強くは無い傾向があります。こうしたことから、女性器の医療脱毛によるヤケドのリスクは、他の部位に比べてそう高くは無いといえます。

Iラインの医療脱毛で最大のポイントは、やはり非常に強い施術中の痛みといえます。女性器の脱毛が緊張するとか、恥ずかしいといった気持ちが吹き飛ぶような痛みを感じるほどだといえます。

医療脱毛で施術中の激しい痛みの原因は、やはり皮膚が熱を帯びることによるものです。ヤケドまで至らなくても、特に皮膚が薄かったり、体毛が硬くて密集してる部位では、強く感じます。

ただ、この痛みというのは、それだけ体毛も熱を吸収しており、脱毛効果が上がっているということでもあります。レーザーのパワー(照射出力)を上げすぎると、痛みだけでなくヤケドなど肌トラブルの元ですが、下げすぎると十分な脱毛効果が得られません。

このため、施術者の技能が優れたクリニックであれば、初めのうちは出力を低めに設定し、体毛の状態や本人が痛みを感じる様子を見ながら、部分ごとに照射パワーを上下させて、柔軟に調整をはかりながら照射を行います。

女性器の施術中は足を開いて照射を行いますが、激しい痛みによって足を無意識に閉じられてしまうと、いわゆる打ち漏れが起きやすくなります。

なお、先述通り、常識的には医療脱毛を避けるべきだと思いますが、もし仮に医療脱毛を受けたとしたら、いつも以上に強い痛みを感じると言われることがあります。

また、生理中は皮膚も体調もデリケートな状態ですし、ホルモンバランスが不安定になっていることから身体がダメージを受けやすく、照射の結果、肌荒れや乾燥肌を起こしやすくなっています。生理中の施術はなるべく避けるべきでしょう。

女性器の脱毛中のケア

女性器は激しい痛みを感じやすい部位です。クリニックでも、こうした痛みを軽減するさまざまな取り組みを行っています。まず施術中には、冷却措置を併用しながら照射していきます。

Iラインの脱毛は、皮膚の冷却や保護のためにジェルを使うクリニックも多く見られます。ジェルを塗るときや拭き取るときは、上から下へと行います。これは、肛門に近い部分は菌が多く、尿道から入って膀胱炎を引き起こすことを防ぐためです。

また、女性器の医療レーザー脱毛では、照射ごとにこまめに保冷剤(冷却剤)を当てるところもあります。とにかく頻繁に冷やすことで、施術中の痛みを軽減する効果が期待できます。

特に女性器の場合、太ももに近い外側よりも中心の小陰唇に近くなるほど痛みを強く感じます。このため、初めのうちは痛みを感じにくい部分から施術を行い、徐々に慣れていくことで本人の負担を感じやすくさせないクリニックが良心的といえます。

医療レーザー脱毛のクリニックのなかには、テキパキとスマートに施術を行うところもあれば、照射のたびにこまめに声掛けを行なってくれるところもあります。

施術者によっても違うかもしれませんが、黙々と進められるより、リラックスした雰囲気で声を掛けてくれたほうが良いかもしれません。ただ、いちいち声を掛けられるのを煩わしいと感じる方もいるでしょうし、これは一概にどちらが良いとも言いにくいところです。

クリニックでは、こうしたさまざまな痛みの軽減策に取り組む一方、それでも我慢できない痛みを感じる方のなかには、麻酔措置を希望する方が少なくありません。医療脱毛は医療機関が行う医療行為であり、法律上麻酔措置を行うことが出来るのは医療機関だけです。

医療脱毛で行われる麻酔の方法としては、笑気麻酔とクリーム麻酔という2つの方法が主流です。どちらも非常に安全性の高い方法であり、詳しくは医療レーザー脱毛の痛みと軽減策で説明しています。

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