医療脱毛の効果の予測は可能か?

医療脱毛の効果を予測をすることは、「決して容易では無いが、できないことは無い」というのが妥当な表現だと思います。あるいは、「難しいケースもあるが、ほとんどは予測が可能」だと言っても良いでしょう。

医療レーザー脱毛は理論上の永久脱毛が可能です。法律で医療機関(クリニック)だけが行うことのできる医療行為として認められています。この効果を予測することも、医師や看護師といった専門家である施術者の判断にもとづきます。

医療脱毛の効果を予測するのは、施術者が本人の毛の量や毛の質、皮膚の状態を確認したうえで、どの脱毛機でどれだけの出力で照射が可能なのか見通しを立てることによります。

これは裏を返せば、実際に医療脱毛の効果が予測通りに出るかどうかは、個々の患者さんの毛や皮膚の状態、脱毛機やレーザーの種類、照射出力などに左右されることを意味します。

クリニックのなかには、施術者が実際の施術前に、いったん設定した出力のもとでテスト照射を行ってくれるところもあります。こうしたところは、出力不足で予測したほどの効果が出なかったという確率も低く、良心的なクリニックとしておすすめです。

ここでは、医療脱毛の効果が予測通り出るのかどうかについて、さまざまな要素を取り上げ、効果が出やすい・出にくいというそれぞれのケースを説明します。

医療脱毛と毛の状態・照射出力

医療レーザー脱毛は、体毛の黒いメラニン色素が、一定の波長のレーザーに含まれる熱を吸収する性質を応用したものです。ただし、肌が黒ずんでいるなど色素沈着が見られる部分は、体毛だけでなく皮膚も熱を吸収するため、ヤケドのリスクが高まります。

こうした部分でなくても、照射出力を高めすぎると、ヤケドなど肌トラブルの危険性が高まります。その一方、あまり出力が弱いものでは、肌への影響は低減されるものの、十分な脱毛効果が得られにくくなります。

また、黒々として色素を大量に含んだ太い毛は、比較的低い出力でも十分に脱毛効果が得られやすく、産毛や白味がかった弱々しい毛は、強い出力で照射してもなかなか脱毛効果が出にくい傾向が見られます。

こうしたことから、医療脱毛の効果を予測するにあたっては、毛の量や毛質も踏まえつつ、肌トラブルのリスクも考慮した照射出力の設定が重要になります。ほとんどのクリニックでは、ヤケドのリスクを踏まえて、最初から高出力で施術というのは難しいと思います。

医療脱毛とレーザー・脱毛機

医療脱毛の効果を予測する際は、レーザーの種類も考慮する必要があります。

レーザーには、アレキサンドライトレーザーのように波長が短いものがある一方、YAGレーザーのように波長が長いものもあります。また、これらの中間的な波長で可変できるダイオードレーザーもあります。

一般に、波長が長いレーザーほど、毛根が深い毛に効果があると予測できますが、強い痛みを感じやすいというデメリットもあります。

その一方、脱毛機にもだまざまな種類があります。日本人向きの機種もあれば、深い毛根の脱毛に強い機種もあります。さらに最近では、蓄熱式脱毛という新しい方式の脱毛機も登場しています。

これらレーザーや脱毛機の種類や違いについては、医療脱毛のレーザーと脱毛機の種類で詳しく説明しています。

さて、医療脱毛の効果が予測どおり出やすい方は、黒くて濃い色をした太くしっかりした体毛を持ち、肌トラブルが無くて出力を抑える必要が少ない方だといえます。

その一方、産毛や毛根が深い毛をたくさん持っている方は、脱毛機を選ぶ必要があります。痛みやヤケドなどの肌トラブルを回避するため、照射の出力を抑えた方も、予測通りの効果が医療脱毛で得られにくい方です。

医療脱毛の施術回数の予測

一般的によく見られる医療脱毛の施術コースは5回、あるいは8~10回というところが一般的です。ワキ、腕、足では5回程度で満足する方が多い一方、背中、お腹、胸、VIOなどは8~10回まで受けて満足する方が多いと思います。

これは、「自己処理が不要になる程度の脱毛」の目安であり、ほとんどの方がこれで満足します。ただし、「完璧にツルツルな脱毛」を目指すなら、もうちょっと回数が増えてくるといえます。

もちろん、これは平均的な毛の量や毛質の方が、ごく一般的な医療脱毛を受ける効果の予測です。実際には、毛の状態の個人差、肌トラブルの状況、照射出力によって変わります。平均的な回数を頭に入れつつ、実際には個人差があるということも理解しておきましょう。

ここまで見てきたように、医療脱毛の効果の予測は、さまざまな要素が関わっており、決して簡単ではありません。ただし、施術前にテスト照射など行ってくれるクリニックでは、より正確に見通しが立てやすいところだといえます。

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