薬を服用中でも医療脱毛は受けられるか?

医療脱毛に対して、薬を服用中でも受けられるかという疑問を持つ方も多いと思います。結論からいえば、内服薬を常用していても、全く受けられないということはありません。

一般的には、薬を処方している医療機関(クリニック)や主治医と、医療脱毛を希望するクリニックや医師の双方に相談して見ることをおすすめします。

医療機関ではないエステサロンなどの脱毛サービスでは、万が一のときに医療行為としてのケアを行うことができないため、薬を服用中の方はお断りされることが多いと思います。ただ、エステ脱毛でNGだったから、医療脱毛もすべてNGとは限りません。

医療脱毛は、医師や看護師などの医療資格者が医療機関として行うものです。万が一のケアも、医師の診察や医薬品の処方など、医療行為に該当する措置が提供できます。

ここでは、医療脱毛が断られる場合が考えられる服用中の薬の種類を取り上げます。もちろん、ここに挙げた薬以外でも、クリニックによって断られることもあります。

医療脱毛の場合は、初回のカウンセリングは無料というところが少なくありません。薬の服用を続けても医療脱毛がOKかどうか、必ず相談しておくことをおすすめします。

光線過敏症と医療レーザー脱毛

一般に、光線過敏症の方は、医療脱毛(特に医療レーザー脱毛)を避けるべきです。光線過敏症は後述通り、さまざまな原因がわかっている一方、薬による発症の可能性もあります。

光線過敏症とは、光線を受けることによって皮膚のはれ・発疹(丘疹)、あざのような赤み(紅斑)、水ぶくれ(水疱)、じんましんが発生し、場合によっては気管支炎や関節炎を招く疾患です。

光線過敏症は、DNAの修復障害、度が過ぎる日焼け、代謝異常、光アレルギーなどの原因によって発症することがわかっています。

なお、メラニン色素の不足による光線過敏症は、白皮症やフェニルケトン尿症という生まれつきの(先天的な)病気によるものです。医療脱毛でメラニン色素が無くなかったからといって、光線過敏症になることはありません。

その一方、一定量以上の薬と日光を浴びることで生じる「薬剤性光線過敏症」の存在もわかっています。これは薬が直接関わって誰にでも起こり得る光毒性皮膚炎と、薬と日光が光アレルギーを招くことで光線過敏症になる光アレルギー性皮膚炎があります。

薬剤性の光線過敏症をもたらす可能性がある薬には、抗生物質(抗生剤を含む風邪薬なども)、テトラサイクリン系抗生剤、キノロン系抗菌薬、抗がん剤、抗ヒスタミン剤、抗不安薬、向精神薬、三環系抗鬱剤、降圧剤、ビタミンB12などが挙げられます。

これらの薬は、それ自体が光線過敏症を招く原因になるものがありますし、光への反応が過敏になる(光アレルギーを招く)ことで、皮膚炎を起こすと考えられているものもあります。

これらの薬を服用中は、外からの光に対する肌のバリア機能が低下しており、特にこの状態でレーザー脱毛を受けると、皮膚が赤くなる炎症などの可能性があります。

ただし、薬剤性光線過敏症は誰にでも起こりうる一方、同じ量の薬や日光を受けたとしても、すべての方が発症するわけではありません。光に対する抵抗力も個人差がありますし、同じ薬でも副作用の出方には個々の患者さんで違いがあり、一概には言えません。

すでに光線過敏症だと診断されている方は、医療脱毛の利用は慎重にすべきですが、そこまで診断されておらず、薬は服用中という方は、その薬を処方している医療機関でも、医療脱毛のクリニックでも、必ず医師に相談してみましょう。

また、光線過敏症の症状を招くのは日光、つまり紫外線の光ですが、医療レーザー脱毛の光は赤外線です。日光と医療レーザー脱毛の光は波長が異なるため、肌への影響が全く同じというわけではありません。

このため、服用中の薬があっても、医療脱毛による皮膚炎などの症状が起きないという方もおられます。医療脱毛のクリニックのなかには、こうした方を対象にカウンセリングにおける相談や、テスト照射を実施してくれるところもあります。

生まれつき光アレルギーや皮膚炎になりやすい方は、医療脱毛(特に医療レーザー脱毛)は難しいかもしれませんが、それ以外の方は、一度医師にしっかりと相談してみて、できればテスト照射をさせてもらえるクリニックを選ぶのも良いと思います。

まずは相談してみよう

光線過敏症に関わる薬以外では、ピルなどのホルモンバランスに関わる薬も、医療脱毛の利用は慎重に考えるべき薬といえます。生理中や妊娠中など、ホルモンの状態が不安定な時期は、医療脱毛を避けるべきなのと同様の状態です。

ホルモンバランスが通常とは異なる状態は、体全体の自己防御機能が低下しており、皮膚のバリア機能も弱まっている状態です。こうした状態で医療脱毛を受けることは、ヤケドや炎症など、肌トラブルが生じる可能性が高まります。

ピルに限らず、ホルモンバランスに影響を与える薬を服用中の場合は、その薬を処方した医師にも相談の上で、医療脱毛のクリニックでカウンセリングや医師の診察を受けてみることをおすすめします。

ここまで見てきた通り、服用中の薬や、肌アレルギーなど過敏な反応が強く出る方は、特に医療レーザー脱毛は難しいと言われることもあるかと思います。その一方、薬を服用中だからといって全ての方が医療脱毛NGというわけではありません。

ここはやはり、薬を処方した医師の方に相談したり、医療脱毛のクリニックで初回カウンセリングや医師の診察、テスト照射などを受けてみて、施術を受けることができるかどうか検討することをおすすめします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク