胸と腹、うなじ、背中の医療脱毛

今回は、胸と腹、うなじ、背中の順に、医療脱毛のポイントを取り上げていきます。主に医療レーザー脱毛を想定して説明しますが、乳輪については針脱毛にも触れていきます。

この記事(ページ)の目次です。

胸や腹の脱毛

胸や腹の脱毛は、やはり施術範囲が広いため、それなりに時間がかかります。胸毛や腹の脱毛はそれぞれ30分程度かかることが平均的だといえます。乳輪の周囲など色素沈着がある部分は限られているため、施術中の痛みは我慢できる方も多い部分です。

胸の脱毛に際しては、胸元の日焼けに要注意です。特に夏場は胸元の開いた服を着ることが多く、知らない間に日焼けをしているということがあります。こうなるとヤケドのリスクを下げるため、医療レーザー脱毛の照射出力も下げざるを得なくなります。

胸の医療レーザー脱毛は、乳輪の周りまでは行ってくれるところが一般的です。胸と腹をどこで分けるかは、クリニックによって若干の違いがあるため、申し込む前に確認しておきましょう。

その一方、乳輪自体に生えている毛に対しては、基本的に行っていない医療機関(クリニック)があります。これは、乳輪は色素沈着が大きな部分であり、体毛に含まれる黒い色素への反応を利用したレーザー脱毛では、皮膚の色素も熱を吸収するためです。

乳輪自体へ照射すること自体は医学的に何も問題が無いのですが、乳輪に含まれる色素もレーザーの熱を溜め込むため、ヤケドのリスクが非常に高い部位であることは留意すべきでしょう。

その一方、乳輪への施術も受け付けるクリニックもあります。この場合、ヤケドのリスクを避けるため、レーザーの照射出力を下げることが一般的です。これは、脱毛効果がゼロではありませんが、十分に満足のいく結果になるとは限らないことは理解しておくべきでしょう。

乳輪に体毛が生えている部分は、針脱毛のほうが向いています。針脱毛は施術者の技量に左右されやすく、非常に長い時間を要する割に施術範囲が狭く、レーザー脱毛よりも非常に高額で効率性は低い方法です。

その一方、針脱毛は色素沈着した部位でも可能ですし、ピンポイントで確実に脱毛を行いたい場合に向いている脱毛法です。まずは医療レーザー脱毛でひととおり効率よく脱毛を受け、1年程度たって物足りない部分を感じたら、局所的に針脱毛を受けるのが賢いやり方だと思います。

うなじの脱毛

うなじは、胸や腹の脱毛よりも強い痛みを感じる方が多いと思います。ただ、我慢できるという方も少なくありません。施術時間は30分程度が平均的なラインといえます。

うなじは胸や腹のように平たくひろがった部位では無いため、特に生え際とそうでない部分で照射口が異なる脱毛器を使い分けるクリニックが多く見られます。

うなじは、もともと産毛が多い部位です。産毛は脱毛したあとで、増毛化・硬毛化することが多い部位でもあります。

脱毛によって、時には増毛化・硬毛化が生じます。この原因はわかっておらず、増毛化・硬毛化のメカニズムは科学的に解明されていません。ただ、増毛化・硬毛化したあとの毛に照射を行うことで、通常の体毛と同様の脱毛効果が得られることが分かっています。

こうしたことから、脱毛専門の医療機関のなかには、増毛化・硬毛化した場合に保証期間の間は無料で追加の照射を行ってくれるところがあります。

また、うなじはニキビができやすいところであり、毛のう炎(毛嚢炎)も生じやすいところです。ニキビは炎症性の皮膚疾患であり、皮膚常在菌のアクネ菌が原因と言われています。

その一方、毛のう炎は細菌感染症の一種であり、原因は黄色ブドウ球菌であることが多く見られます。白ニキビのような状態が生じますが、体質によっても起きやすいひと、起きにくい人が存在します。

医療脱毛であれば、施術後に毛のう炎が生じた場合、医師の診察のうえで症状を抑える薬(塗布薬、内服薬)の処方が受けられます。これは医療行為であり、医療機関でしか受けられない大きなメリットといえます。

背中の脱毛

背中の脱毛は、そう痛くないという方もいますが、胸や腹よりは多少ましという程度の方が一般的でしょう。平均的な施術時間の目安は30分前後といえます。うなじのところで説明しましたが、背中もまた増毛化・硬毛化の可能性が高い部位です。

なお、背中に引っかき傷がある方は、事前に相談しておきましょう。よく背中を掻くという方や、背中にヤケド跡などがある方は、その程度によっては医療脱毛ができない場合があります。一時的な引っかき傷の場合も、それが治ってから受けることをおすすめします。

背中は、しっかりとした毛と産毛が入り混じった部位であり、医療レーザー脱毛では照射出力をこまめに調整しながら施術を行う必要があります。特に背骨周辺の毛はゴツゴツとしており、しっかりとした照射が必要です。

医療機関によっては、脱毛施術の来院前に剃毛をお願いされるところがあります。ただ、背中は自分で処理することがとても難しく、クリニックで剃毛処理をお願いすることも多いと思います。

これは背中に限ったことでは無いですが、剃り残しがあると言っては剃毛を行って追加料金を請求する医療機関では困ります。その一方、クリニックのなかには、追加の剃毛料金が一切かからないという良心的なところもあります。

背中に関しては、脱毛の施術を受けたあとは、ローション、クリーム、アロマなどを塗布することは控えましょう。特に施術を受けた日はレーザーによって皮膚の抵抗力が一時的に低下しており、ばい菌が入って毛のう炎など肌トラブルが起きやすくなっています。

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