医療脱毛・笑気麻酔の前は食事NGか/FDA認可とは

今回は、医療脱毛や笑気麻酔の直前の食事はしても良いかどうかや、FDA認可の医療レーザー脱毛機の意味について取り上げます。

医療脱毛や笑気麻酔の前の食事

医療脱毛の直前に食事をとることは、全く問題ありません。通常は医療レーザー脱毛を受けたからといって、食べたものや飲んだものが消化されにくくなるとか、嘔吐・腹部膨満感・下痢・便秘などを引き起こすことはありません。

その一方、笑気麻酔を希望する方は、直前6時間以内は絶食(食事や大量の飲水は避ける)、直前2時間以内は絶飲(飲水を避ける)を厳守しましょう。

笑気麻酔は、非常に安全性の高い鎮静法です。ただし、一般的な全身麻酔の一種です。食べ物や飲み物が完全に消化されていない状態で笑気麻酔を受けることは、嘔吐や誤嚥(ごえん)の原因ともなります。

誤嚥とは、食べ物や異物が気管内や消化管内に飲み込んでしまうことです。これにより、窒息死などを招く可能性もあります。笑気麻酔は強力な鎮静・鎮痛作用がある一方、直前の飲食は必ず避け、胃などを空っぽにしておくことが絶対に求められるといえます。

FDA認可の医療レーザー脱毛機とは?

医療レーザー脱毛では、FDA認可の脱毛機を使用という表現が、多くのクリニックで見られます。

FDA(Food and Drug Administration)とは、アメリカ食品医薬品局というアメリカの行政機関です。食品医薬品局は、アメリカ合衆国の保健福祉省に属する政府機関ですが、連邦食品・医薬品・化粧品法にもとづき、医療品規制や食の安全を管轄します。

実際のFDAは、食品、医薬品、化粧品、医療機器、動物薬、たばこ、玩具など、消費者が日常的に接するありとあらゆる製品について、その許可や違法品の取締りなどを専門的に扱っています。

一般的にFDAは、日本でいえば厚生労働省のような役所といえます。ちなみにアメリカでは、食肉や鶏卵の衛生管理は農務省が所管するなど、日本では厚生労働省が行う業務の一部は、FDA以外の行政機関が行っているものもあります。

FDAは医療レーザー脱毛など美容医療の分野においても、非常に厳しい基準を設けています。FDA認可とは、「安全性と効果の証」といわれることが少なくありません。

特に、「永久脱毛」の意味について、日本の厚生労働省では、特に法的拘束力を持った定義があるわけではありません。その一方、FDAでは、一定の脱毛治療を行った後に再発毛する本数が長期間において減少、すなわち、脱毛治療によって減毛された状態が長期間に渡って維持されていることと定義づけています。

そして、FDA認可の医療レーザー脱毛機というものも、FDAの厳しい基準をクリアした脱毛機だけが認められる認可です。日本でも、医療脱毛であれば、FDA認可の医療レーザー脱毛機を導入しているクリニックが一般的です。

これに対して、日本でも法律上、医療行為に該当する脱毛行為は医療機関しか行うことができません。FDA認可の医療レーザー脱毛機は、理論上の永久脱毛の効果を持ち、我が国の医療行為に該当するだけの脱毛効果が見られるパワーを持っています。

こうしたことから、安全性と効果が高いFDA認可の脱毛施術が受けられるのは、医療機関であるクリニックだけです。エステなど医療機関では無い脱毛サービスでは、照射出力を抑え、毛根の活動を弱めるにとどめた脱毛機しか使えません。

「FDA認可」とは、美容医療としての医療レーザー脱毛の証明といえます。医療脱毛のクリニックを選ぶ際も、医療機関であることは当然ですが、使用している脱毛機がFDA認可のものかどうか明記しているクリニックを選ぶようにしましょう。